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恋の三叉路


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レトロッチ
「あ~、恋の三叉路。どっちも選べずにいる罪なア・タ・シ・・・」」

TImusica
「フムフム、三叉路か。Y字路と言った方がいいかもしれんが・・・」

レトロッチ
「Si。そ、分かれ道ネ。すなわち人生の選択を意味しているのでありんす」

TImusica
「なるへそ。こういう分かれ道に出くわすと、つい人生の岐路というものをイメージしてしまうぞな。左の道を行くべきか、右の道を行くべきか、それが問題じゃ」

レトロッチ
「誰もがここで立ち止まる。立ち止まって思い悩む。色んな想像を巡らせながらね」

TImusica
「確かにな。吾輩もそうじゃった。どちらか一方を選ばねば先に進めん状況に出くわす度、苦しみ、もがき、地団駄を踏んだもんじゃ。いつまでたってもどちらかを選びきれず、ただ時だけが無情にも流れてしまい・・・」

レトロッチ
「そして、いつしか老いて行き・・・」

TImusica
「そう、身も心も老いて行き・・・」

レトロッチ
「死んじゃった」

TImusica
「そう、死んじゃった」

レトロッチ
「ハイ、ご臨終です。大家さん一丁上が~り。ア~~~メン」

TImusica
「南無阿弥陀仏、チ~~~ン・・・・・・って、おい! 吾輩はまだ生きとるわい。ホレ、この通りピンピンしておるぞ。・・・うっ(グキッ)」

レトロッチ
「一歩踏み出したが最後、決して戻れないその道・・・」

TImusica
「そうじゃ、だから慎重になるんじゃよ。どっちを選んでも後悔するかもしれんが、行ってみんことにはわからん」

レトロッチ
「その点、人生経験豊富、度胸満点なアタクシ、どんな岐路に立たされようが決断は早いですのことヨ」

TImusica
「ほう、例えばどんな人生の岐路があったんじゃ?」

レトロッチ
「例えば・・・、恋の別れ道ね。アタシくらいのイイ女だと当然引く手あまたじゃなくって? いやというほど何度も出くわしたもんサ。“恋の三叉路”に」

TImusica
「フン! そんで、どうやって選ぶんじゃ?」

レトロッチ
「サイコロ振ります」

TImusica
「はん?」

レトロッチ
「人生なんて双六みたいなもんでございますワ。サイコロ振って、奇数が出たらイケメンの方を、偶数が出たらお金持ちの方をって感じかしらん。深く考えたら負けヨ。」

TImusica
「うぬ~、オヌシって女は・・・。で、そいつと上手くいかなんだら?」

レトロッチ
「もちろん“分かれ道に戻る”ですのことヨ。そんでもって、速攻もう一人の男の胸に飛び込みみますワ」

TImusica
「バカたれ! 二度と戻れんって言ったばかりじゃろうが!」


レトロッチ
「このみちは~いつかきたみ~ち~~♪」