君の心の永遠に
<作詞作曲編曲 TACIAO>
人知れず静かに訪れるモノクロの朝
初夏を告げる風と踊る陽射しにさえ色づかない
癒せない傷跡 突き刺さる悔恨の日々
虚ろな目で君は今日も心の窓閉ざしたままだね
時は流れて
言葉だけじゃ綴れない物語を重ね合う
Everyday Everynight 震える胸に
君を 君を抱きしめたい
Someday soon 今は遠くても
きっと きっと近づいてる
君の心の永遠になれ
沈むことのない太陽に
凍てついた季節の片隅に置き去った愛
飲み干せずにいる沈黙 僕の歌に委ねてほしい
声が導く 迷宮(ラビリンス)を
抜けて瞼を開ければ また会える
Everyday Everynight 見果てぬ夢に
君を 君を映している
Smile again 星が消えても
ずっと ずっと傍にいるよ
いつか二人で辿り着きたい
安らぎに満ちた水面に
Everyday Everynight 震える胸に
君を 君を抱きしめたい
Someday soon 今は遠くても
きっと きっと近づいてる
君の心の永遠になれ
沈むことのない太陽に
いつまでもその手を離さないで
~屋根裏の囁き~
<魔術師、道化師、お月さま>
ヒソヒソ ザワザワ・・・
ヒソヒソ ザワザワ・・・
「君の心の~永遠になれ~♪」
ってか。
ニャハハ、青臭っさ~!
モノクロの朝? 震える胸に君を?
星が消えてもずっとそばに?
オゾ~~ッ!
青臭オンパレード!
蕁麻疹出てきたにゃん!
TACIAOってば、いい歳こいて
ファンタジーの世界に浸ってんじゃにゃーよ!
それに、太陽が沈まなくて、星が消えたら
それこそ天変地異!
エエ加減な事ぬかしてんじゃにゃいわっ!
アノネ、喩えだよ、喩え。
それにさ、青臭かった頃に書いた曲だから
しょうがないよ。
この曲、随分古いみたいだよ。
なんでも、学生時代のオトモダチの結婚祝いに
書き下ろして贈ったんだってさ。
しかも式場で生演奏までやったらしいよ。
ふんにゃ?
あのTACIAOにオトモダチなんていたのか。
ニャハハ、そりゃ意外だにゃん。
笑えるにゃ~ん。
そんで、どんなオトモダチかにゃ?
犬か? カラスか? それともネズミか?
ネズミだったらオイラがとっ捕まえて
さっさと食ってやるにゃ~んだふるふる!
アノネ、流石にネズミじゃないと思うよ。
でも、ゴキブリだったら在り得るかもよ?
あと、クモとか、ムカデとか?
ウヒョヒョ・・・。
ニャハハ、それは在り得るかもにゃ。
ところで、この歌詞、変じゃにゃいか?
今から結婚する相手に
「今は遠くても きっときっと近づいてる」
って、そりゃあにゃいわな?
まるで結婚相手が遠い存在みたいだにゃ。
すでにアツアツべったりで
相思相愛だから結婚するんじゃないのか?
確かにそうだね。
それにさ、そう言ってる割に
最後には「その手を離さないで」って
知らない間にくっついちゃってるんだよね。
だにゃ。
ところで、何で今も記憶喪失のTACIAOの
苦い思い出をオマエが知っているにゃん?
アノネ、実はこの間、聞いて来たんだよ。
そのオトモダチのとこへ行って。
ふんにゃ~~、オマエも暇だにゃん。
で、何て言ってた? そのオトモダチ?
アノネ、そのオトモダチが言うにはね。
TACIAO?
あーそう言えば、そんな名前の
クラスメイトいたっけかな?
クラブも一緒だった気がするけど
あんまり覚えてないなぁ。
卒業して何年か
年賀状やり取りしてた記憶があるけど、
面倒臭いし返事も返さなくなった。
結婚式の歌?
そんなんあったっけ?
結婚式に呼んだっていうのも怪しいな。
そもそもオトモダチなんかじゃないし。
だーってさ。
ふんにゃ~。
やっぱりオトモダチじゃなかったのか。
こっちがそう思っていただけで
向こうはニャ~ンとも
思っていなかったんだにゃんころりん。
そゆこと。
ニャハハのハ!!!
ますます哀れだにゃん!
やっぱり、歌詞がいい加減だったのが
マズかったんじゃないか?
言えてるかも。
ウヒョヒョヒョヒョヒョ。
これこれ、静かになさい。
あんまりTACIAOをバカにしちゃいけませんよ。
お月さまは、ちゃーんとあなたたちのことを
見ていますからね。
それにしても、TACIAOは一体いつまで
「迷宮(ラビリンス)」を彷徨い続けて
いるのでしょう?
記憶喪失のラビリンスに迷い込んで
早○十年・・・。
迷い込んでしまったのではなくて
自分から引きこもったんじゃなくって?
オッホホホホホホホホ。