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小春日和
<作詞作曲編曲 TACIAO>

夢を見ていた ほんのひと時
何か大切なものを探してる夢だった
それが何だか 思い出せない
色褪せる日々を偲び 今は風に漂う
永い永いさよならに立ち止まったまま
記憶の故郷が溜息に曇る
目覚めたその朝 君が居ない
夏に背を向けた向日葵は死んだ
それでも地球(ほし)は回っている

時は流れて 星は巡りて
新たな命が宿り そしてまた歌が生まれる
旅に出たいな 心の庭から
淋しい冬の足音が聞こえてこないうちに
もういいかい まぁだだよ
僕は何処へ向かえばいい
若さへの拘り 捨ててしまえたら
誰にも言えない 願いを一つ
シャボン玉に乗せ 大空へ飛ばそう
優しい陽射しに包まれて

揺れて揺られて みんな時のゆりかごの中
それぞれの宇宙を感じ合ってる 
心通わせて
こんなに穏やかな小春日和に
幸せの意味を僕は考えた
数えきれない夢の花びら
キラキラ光って微笑みに溶ける
もう一度きっと歩き出せる
心から今日にありがとう 




~TACIAOメモ~

叶わない願い、届かない想いは何処へ行くのだろう
今の僕には眩しすぎる小春日和のあの青空
飛ばした幾つものシャボン玉
微かな風にも一つ、そしてまた一つ、夢が消えて行く
最後に残ったたった一つに名前を付けてみる
どうか見えなくなるまで消えないでいてほしい
想いよ、届け
君に、届け・・・