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Sole, Vivi Con Me
<作詞作曲編曲 TACIAO>

砂の城を守れずに 波にさらわれし影よ
何を迷っている 何を躊躇っている
仮初めの夢に別れを
Sole, vivi con me 永劫の海に融ける太陽
Sole, vivi con me 正しきも悪しきも
照らしていて
何もかも脱ぎ捨てて 意思の力を示せば
世界は変わる 明日は生まれる

時の羽音に包まれ 繰り返す光合成
魂が還り命が宿る場所で
終わりがまた始まりになる
Sole, vivi con me 沈むことなき私の太陽
Sole, vivi con me 眼差しの行方を
照らしていて
花が化石に変わって 風に声が奪われても
また甦る また生きてゆける

Sole, vivi con me 永劫の海に融ける太陽 
Sole, vivi con me 正しきも悪しきも
照らしていて
何もかも脱ぎ捨てて 意思の力を示せば
世界は変わる 明日は生まれる



~屋根裏の囁き~

霊媒師道化師魔術師お月さま


ヒソヒソ ザワザワ・・・
ヒソヒソ ザワザワ・・・


我は、高名なる霊媒師だケロ。
クレオパトラでも聖徳太子でも
寅さんでも、誰の霊でも呼び出せるケロ。
その霊を通じて、どんな情報でも
聞き出してみせるケロリンコ。
しかし、安くはないケロ。
それで、そなたは何が知りたいケロ?


アノネ、この歌のタイトル、
「Sole,vivi con me」てどうゆう意味なの?


それでは早速TACIAOの霊を呼び出して
聞いてみるケロ。
しばし待つケロ。


一時間経過・・・。


ネンネンケロリヨ、オケロリヨ~♪
リンリンケロケロケロロンパッ!!
来たれ、TACIAOの霊よ!


さらに二時間経過・・・。



降りて来たケロ、降りて来たケロ
TACIAOの霊魂が我に降りて来たケロケーロ!
わ~れ~は~、TA~CIA~O~だ~
ケ~ロ~ヨ~~~ン。

アノネ、キミって相当ヒマなんだね。
そういうボクもだけど。


無駄話は止めるケロ!
では、答えてしんぜようケロ。
まず初めの「Sole(ソーレ)」。
これは「ソ~レソ~レ」とかいう
掛け声だケロ。
次に「vivi(ヴィーヴィ)」。
つまり、その掛け声にビビッて
しまったんだケロ。
そして、最後の「con me(コンメ)」。
これは、ビビッた挙句、「混迷」して
しまったんだケロヨン。
すなわち、「ソーレという掛け声にビビって
混迷した」っていう意味だケロリンコ。

・・・ふぅん、そういう意味だったんだね。
勉強になったよ。
・・・って言うと思ったかい?

ケロケロケロ?

アノネ、キミって正真正銘のバカだもんね。
TACIAOは生きてるんだよ。
交霊術に何の意味があるの?
それって、キミの腹話術なんじゃないの?

ケロケロ?

アノネ、それにこれはイタリア語なんだよ。
“太陽よ、私と共に生きて”っていう意味さ。
元々霊なんてお呼びでないもんね。

ケロ?

アノネ、キミ、一体何しに出て来たの?

・・・



ニャヒヒヒヒヒヒヒ。
こいつ、完全に固まってやんの。
まさに、ヘビ・・・、
いや、オカマに睨まれたカエルだにゃ。

アノネ、キミいたの?
でもオカマは余計だよ、魔術師くん。


フン、さっきからずっと聞いていたにゃん。
このインチキ霊媒師め、ケロケロケロケロ、
ホント変な喋り方だにゃん。

そなたに言われたくはないケロ。
そっちこそ、ニャーニャーニャーニャー、
うっとうしいケロ。


にゃ、にゃにを~~~っ!!

アノネ、そんな奴は放っておいて、
曲について語り合おうよ。


そ、そうだにゃ。
無視無視、さよーにゃら~~。

・・・・・。


アノネ、ところでこの曲ってさ、
J・ポップとかとはちょっと違うよね。

確かににゃ。
かと言って、英米風とも違うにゃん。


アノネ、やっぱりTACIAOの作風は、
ヨーロッパ寄りなんだよ。
これなんか、イタリアン・ポップとか
意識してない?
メロディは結構良いと思うんだけど、
歌詞がちょっと分かりにくいよね。
抽象的というか、観念的というか・・・。

それは言えてるにゃ。
TACIAOの悪いクセが出ているんだにゃん。

日本で受け入れられるのは、
聴いてすぐ理解できる分かりやすい歌詞。
そして、一発で印象に残るフレーズ。
つまり、百人聴けば百人が同じ意味に
受け取らなければならにゃい。
ポエム風の歌詞ではウケにゃ~~~い!
結論を言ってやろうか。
これじゃ売れにゃい。


キミもそう思う?
ボクも。


オマエもか。
ニャハハハハハハハハ。

ウヒョヒョヒョヒョヒョ。

ケロケロケロケロケロ。

オマエが笑うにゃんころりん!
ガリリッ!!

ゲロゲーロッ!



これこれ、静かになさい。
あんまりTACIAOを笑っちゃいけませんよ。
お月さまは、ちゃーんとあなたたちのことを
見ていますからね。
それにしても、「沈むことなき私の太陽」
には笑えますわねぇ。
夜を支配するのは、私、お月さまですのよ。
さ、夜空を見上げてごらんなさいな。
太陽なんて出ておりますかえ?
それとも、もう沈んじゃったのかしらん?
オッホホホホホホホホ。