MONO-MONO
＜作詞作曲編曲 TACIAO＞
雨ざらしのベンツ その車輪の下で
足のないフィギュアが空虚を見つめている
華やかなショーケース 山積みのカタログ
目に映る全てが物欲を駆り立てる
地盤沈下し始めたこの街はこの国は
MATERIAL WORLD
巨大なライオンの尻尾に振り回されている
追いつき追い越せのCENTURY
MONO MONO MONO MONO MONOが
溢れかえっている
不景気 溜息 不安も何のその
10年先より今の満足
MONO MONO MONO MONO MONOが
押し寄せてくる今日も
巨大な津波さ 波乗りもできない
アレも欲しい コレも欲しいよ
日進月歩のミラクル産業は
鉛の気球さえ飛ばし大気圏外
海をも埋め尽くす使い捨ての時代
本当に大切なものを見極められない
涙も思い出も全ては心にしまい込んで
重い抜殻ベッドに残して彼女は飛び去った
夢のようなSIMPLE LIFE
MONO MONO MONO MONO MONOに
踊らされてるSTRANGE DAYS
本物 偽物 どうでもいいことさ
精巧なクローン達がスタンバッてる
MONO MONO MONO MONO MONOに
時間も喰われてく
誘惑 幻惑 アタマクラクラ ララ
アレも見たい コレも見たいよ
時には目蓋閉じて 閉じて
地平線を思い 思い出せ
Walk in the air Walk in the air
MONO MONO MONO MONO MONOが
溢れかえっている
不景気 溜息 不安も何のその
100年先より今の満足
MONO MONO MONO MONO MONOが
押し寄せてくる今日も
巨大な津波さ 波乗りもできない
アレも欲しい コレも欲しいよ
アレも見たい コレも見たい
アレも欲しい コレも欲しい
ソイツも欲しい 全部欲しいよ
～屋根裏の囁き～
＜魔術師、道化師、お月さま＞
ヒソヒソ ザワザワ・・・
ヒソヒソ ザワザワ・・・
この歌、にゃんだかテーマが
古くにゃーい？
今は形あるモノよりもデータの時代
だにゃーんだふる。
アノネ、これ、「今」じゃなくて
今世紀初め頃の歌らしいよ。
最近のTACIAOテイストとは随分
違っているもんね。
確かににゃ。
それにしても、TACIAOの奴、ガラにもなく
シャウトしてるにゃ。
聴いてるこっちが恥ずかしくなるにゃ～。
アノネ、この手の曲って、生演奏じゃないと
イマイチ迫力に欠ける気がするもんね。
それに最後の「ニャ～オ」って
オイラの専売特許じゃにゃいか。
にゃんだか癪に障るにゃ～。
アノネ、でも曲そのものは結構工夫
されているよ。
特に二つ目のサビ、
「時には目蓋閉じて～Walk in the air♪」
なんて所。
さすがTACIAOくん、コード進行の
魔術師だもんね。
魔術師？
魔術師ってのはオイラのことを
ゆーんだにゃん。
曲作りには種も仕掛けもあるから
断じて魔術ではないんだにゃ～。
アノネ、種は撒いたけど芽が出なかったとか
・・・プッ。
おまけに、仕掛けの方も
甘かったんだろうにゃ～。
これじゃあ、売れないんだにゃんころりん。
キミもそう思う？
ボクも。
オマエもか。
ニャハハハハハハハハ。
ウヒョヒョヒョヒョヒョ。
これこれ、静かになさい。
あんまりTACIAOを笑っちゃいけませんよ。
お月さまは、ちゃーんとあなたたちのことを
見ていますからね。
それにしても、「もうやめてくれ～」には
笑えますわねぇ。
だったら、さっさと自分でお止めになったら
よろしいのに。
オッホホホホホホホホ。